新しい道のり



 娘が、また、泣いた。

 今度、保育園の行事で、動物園に行くのだそうだ。 バスに乗って。

 そこに、僕と、家内も一緒に行くと思っていたらしく、

 児童だけで行くのだと判って、泣き出した。

 ある程度、泣いたら、泣き止んだのだけれど・・・




 秋口から、矢鱈と、泣いたり、怒ったり、悪態をついている。

 「 ナーヴァスなんだろうなぁ・・・ 」と鑑(かんが)みる。

 というのも、

 僕が、家庭教師&塾講師(中学生対象)をしていたころ、

 子供達は、やはり、ナーヴァスであった。

 親御さんは、「 大丈夫でしょー 」と、気にも留めない方がいた。

 「 何故ですか? 」と、歩み寄って下さる方もいた。

 僕が、思うに・・・

 大人になってからでも、車の運転で、知らない街に差し掛かった時、

 少し不安になったり、アドレナリンが出る。

 いわゆる、「 ナーヴァス 」だ。

 就職の面接がある。 引っ越しして、御近所周りをする。  仕事で初対面の方との交渉事。

 やっぱり、「 ナーヴァス 」だ。

 大人でも、不安なんですよ。

 それに比して、中学生なんて、まだまだ、生まれたての赤ん坊のようなもの。

 人生経験も少ない。親の保護・庇護の下。

 だのに、

 「 どこの高校に行くかによって、その後の人生が左右される 」

 というような、一部の歪んだ思考を持つ大人たちによって、精神的圧力をかけられている。

 僕が受け持った生徒のうち、受験後、燃え尽き症候群に罹ってしまって、

 しばらくの間、

 一桁同士の掛け算(3×2、4×6とか)を、足し算としか認識しなくなったし、

 何を質問しても、「 え~・・・・・ 」とか「 う~ん・・・・・ 」ばかりの受け答え。

 「 何か、理由は判らないけど、涙が出る。 」とか。

 だのに、その親御さんは、

 「 入学式が終わったら、実力テストなのよ! それに向けて、勉強しないと!! 」

 と、現状を見てらっしゃいます? のお言葉。




 そんな、小さい体と心に、なんと言いなさるの??




 現在、就学前から、ひらがな、計算、英会話を

 「 刷り込んでいる 」親御さんが、いらっしゃる。

 我が娘には、全く、そのようなことはしていない。

 しかし、

 僕が、いつも、手持ちの手帳に、いろーんなネタを書き込んでいるのを見ているからか、

 いつの頃からか、「 『 へ 』って、どう書くの? 」とか、

 「 『 おてがみ 』って、どう書くの? 」などと、訊いてくるようになり、

 その都度、紙に書いている。

 もう、ほぼ、解読不可能そうな文字で(『 お 』が左右反対など)

 一生懸命、文字を書いている。

 もちろん、僕たち夫婦は、それを、

 「 紙の無駄だ! 」などと言って、制止しない。

 イベントの場で、娘のそれを見て、

 あるお母さんが、御自身の娘さんに

 「 ○○ちゃんも、書けるようにならないとね!! 」って

 冗談交じりだが、少々、本気な口調で言っていた。

 「 児童教育 」に、最近、重きを置かれる風潮に成って来たのは良いのだけれど、

 それが、どんどん、低年齢化してきている。

 かつ、本来の「 児童教育 」から、乖離(かいり)してきているような気がしてならない。

 日本人の悪い癖ですね。

 うかっとしていると、面子やら体裁やら、学歴やら・・・にすり替わってゆく・・・

 もし、娘が、勉強が出来なくても、全く責める気持ちは御座いません。

 所詮、文部科学省が定めた枠内での学習範囲ですもの。

 狭い狭い!

 
 でも、もし、それで、娘が、

 「 めっちゃ、悔しい! 勉強、教えて!! 」

 と言ったなら、とことんまで付き合いますよ。

 もちろん、怒らずに。 冷静に。 何度でも。 繰り返し。

 怒ると、「 脅育 」になりますからね。

 「 教育 」ですから。
 


 我が娘、来春から小学生。

 もしかしたら、自分では、自覚していなくても、

 周りが、そのようなことで、ピリピリしているから、伝染しちゃったのかなぁ~・・・

 と、思い、質問してみた。

 「 最近、泣くこと、多いよね? どうしてかな?? 」

 「 わぁからぁん・・・ 」




 だよね。



 大人でも、

 なんだか判らないとき、涙が出るもの。





 子供なんて、一日のほとんどを

 「 感覚 」で生きている。

 それで、良いんですよ。





 そんな、小さなカラダと大きなココロ、

 いつまでも大事に、大切にしていきたいなぁ、と思います。






 「 子は、親の鏡 」だと、思います。

 



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by Akira-1206 | 2018-10-05 23:28 | こ そ あ ど
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